「鉄道横断型社会実装コンソーシアムJTOS」第八弾ペットとの共生社会の実現に向け、ペッツオーライ社と共創~JTOSの持つネットワークと”Wan!Pass”を組み合わせ、箱根エリアでもっと身近で快適なペットツーリズムの実証実験を開始~
- JR東日本スタートアップ株式会社、東急株式会社、小田急電鉄株式会社、株式会社西武ホールディングスで構成される「鉄道横断型社会実装コンソーシアムJTOS(以下、JTOS)」は、第八弾の共創として、ペットとの共生社会を目指すペッツオーライ株式会社(以下、ペッツオーライ)と連携し、ペット同伴旅行をもっと身近で快適にするための実証実験を箱根エリアで開始します。
- 本実証実験では、ペッツオーライ社が提供するおでかけ支援アプリ”Wan!Pass(ワンパス)”を活用します。Wan!Passは、愛犬の特徴やワクチンの接種状況などを登録でき、特徴に応じた施設情報や施設の利用ルールを事前に確認することができるため、飼い主の不安を軽減することができます。また、マナーに関する情報提供を行うことで、ペット同伴の方と連れていない方の双方が安心して施設を利用できる環境づくりを支援しています。
- 具体的な取り組みとしては、2026年6月および10月に小田急グループ・西武グループの施設を中心に、ペット同伴の方向けのイベントを開催します。本実証実験で得られた知見をモデルケースとして他の観光地へも展開し、ペットフレンドリーな観光地づくりを推進していきます。

1 背景と目的
近年、ペットの飼育頭数は子どもの人数を上回り(2025年 一般社団法人ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査より)、ペットを「家族の一員」として捉える価値観が広がっています。愛犬との旅行や外出を楽しむ人が増える中、JTOS各社においても、ペットの同伴が可能なホテルやレジャー施設の運営、ペットと暮らしやすい沿線づくりなど、ペットとの共生を目指す取り組みを進めています。
一方で、ペット連れでのおでかけには、以下のような課題が存在しています。
- 飼い主側の課題:受け入れ施設の情報不足、施設ごとに異なる利用ルールの把握、狂犬病などワクチン証明書の持参・提示に伴う負担、周囲への配慮や公共マナーに対する不安
- 施設側の課題:ペット受け入れに伴う運用上の負担、利用者間におけるトラブル発生のリスク、ペットを連れていないお客さまへの配慮
- 地域の課題:ペットツーリズムの潜在需要はあるが、受け入れる環境が整っていない
こうした課題を解決するため、JTOSはペットとの共生社会の実現を目指すスタートアップ企業・ペッツオーライ社と連携します。JTOSの広域ネットワークとペッツオーライ社のテクノロジーを掛け合わせることで、移動と滞在の両面からペットとの暮らしを支える社会モデルの構築を目指します。
実証実験フィールドとなる箱根は、年間約2,000万人(令和6年 箱根町観光客実態調査報告書より)が訪れ、首都圏からのアクセスの良さに加え、温泉、自然、美術館などの観光資源や宿泊・飲食・観光施設が集積する魅力的な国内有数の観光地です。長きにわたり箱根エリアとともに歩んできたJTOSの持つ地域ネットワークを最大限活用し、ペッツオーライとともに地域・自治体と連携を深めながら、ペットフレンドリーな観光地としての魅力向上を目指します。また、得られた知見を他地域へも展開することで、日本全国でのペットフレンドリーな観光地づくりを推進します。
2 Wan!Passについて
Wan!Passは、ペッツオーライ社が提供するペットとのおでかけ支援アプリです。愛犬との外出や旅行をより快適にするための以下の機能を提供しています。
【Wan!Passの主な機能】
・ペット情報の一元管理:犬種、サイズ、ワクチン接種状況などを登録
・施設情報の検索:ペット受け入れ施設の検索、利用ルールや受け入れ条件の事前確認
・チェックイン:ワクチン接種証明書をアプリに登録し、施設訪問時の確認手続きをスムーズに実施
・マナー・行動基準の可視化:Wan!Passしつけ認定や施設ごとの利用ルールの提示により、周囲への配慮を前提とした利用を支援
・ユーザー投稿機能:口コミや写真投稿により、実際の利用体験に基づいた情報収集が可能
Wan!Passは、飼い主の利便性向上と施設の運営負担軽減の両面に効果を発揮します。また、マナー情報の提供により、ペットを連れていない方への配慮も促し、施設利用者全体の快適性を高めます。
3 実証実験の概要
本実証実験では、箱根エリアで6月と10月の2回、ペット同伴イベントを開催します。実際にペット連れのお客さまにWan!Passを活用しながらイベントに参加していただくことで、ペット同伴の方も、連れていない方も安心して施設を利用できる環境づくりを目指します。
本実証において、JTOSは箱根エリアに有する事業基盤や多様なアセットを活かしてオペレーションを検証し、施設側が抱える「運用上の負担」や「利用者間のトラブル懸念」の解消を検証します。
さらに、エリア周遊型の施策を実施するにあたっては、JTOSが長年培ってきた地域ネットワークを活用し、ペッツオーライと自治体や周辺の幅広い事業者との連携を後押しします。地域を巻き込み受け入れ体制を広げることで、「受け入れ施設の情報不足」や、「地域の受け入れ環境の未整備」といった課題の解消を図ります。
これにより、これまで点在していたペット同伴可能スポットを「線」や「面」で繋ぎ、エリア全体でペットツーリズムに対する機運を高めてまいります。
・第1回実証実験
日時:2026年6月6日(土)11:00~16:00 ※一部限定コンテンツは17:30頃まで(予定)
場所:箱根園エリア
主な内容:Wan!Passを使ったチェックイン体験、箱根園エリア内スタンプラリーしつけ認定教室・マナー講座、箱根駒ヶ岳ロープウェーのワンちゃん貸し切り号、箱根園水族館のケージレスナイトアクアリウム(夜間特別開放) など
検証項目:Wan!Passの利便性・操作性、施設側の受け入れ体制、参加者の満足度・要望、安全管理・マナー順守状況
・第2回実証実験
日時:2026年10月上旬(予定)
場所:箱根エリア全体(小田急グループ・西武グループ施設を含む複数拠点)
内容:第1回の内容に加え、エリア周遊型スタンプラリー、複数施設連携プログラム など
検証項目:複数拠点連携の効果測定、エリア周遊の促進効果、経済効果の試算、地域事業者の参画意向・課題
※イベントの詳細は後日、Wan!Passなどでご案内いたします。
※雨天の場合は翌週に延期予定です。
※箱根駒ヶ岳ロープウェーは悪天候などの場合は運行を見合わせる場合があります。
4 「ペッツオーライ株式会社」について
ペッツオーライは、「ペットと人の幸せな共生社会をつくる」ことを目指し、ペットライフ領域でデジタルサービスを展開するペットテック企業です。
主なサービスは、獣医師などに24時間365日相談できるオンライン専門家相談サービス「ペッツオーライ」と、愛犬とのお出かけを支援し、ワクチン証明書などをデジタル化する「Wan!Pass」です。ペットオーナーの悩みをテクノロジーで解決し、ペット業界全体の価値向上に取り組んでいます。
■会社概要
会社名:ペッツオーライ株式会社
所在地:〒104-0033 東京都中央区新川1-11-10 明祥ビル3B
代表者:代表取締役 小早川 斉
設立日:2023年10月13日(2020年9月10日設立の旧ペッツオーライ株式会社を吸収合併)
事業内容:Webサービスの運営、ペット関連サービス支援
URL:https://about.petsallright.net/
5 鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS」について
「JTOS」は、以下<参画会社概要>に記載の 4 社で 2023 年 9 月に発足した鉄道横断型社会実装コンソーシアムです。スタートアップ企業を取り巻く社会実装に向けたさまざまな障壁を乗り越えるために、各社が有する駅や鉄道、不動産などの経営資源、グループ事業における情報資源を掛け合わせた広大な実証実験フィールドを提供し、スタートアップ企業と共に未来の当たり前を創造していきます。今回の取り組みは、JTOS が掲げる 4 つのテーマのうちの 1 つ「WELL-BEING」領域での共創の一環です
URL:https://jtos.jp/
<参画会社概要>
会社名 :JR東日本スタートアップ株式会社
所在地 :東京都港区高輪2-21-42 TokyoYard Building 7F
代表者 :代表取締役社長 柴田 裕
設立 :2018年2月
事業内容 :事業シーズや先端技術の調査・発掘、ベンチャー企業への出資及びJR東日本グループとの協業推進
URL:https://jrestartup.co.jp/
会社名 :東急株式会社
所在地 :東京都渋谷区南平台町5-6
代表者 :取締役社長 堀江正博
設立 :1922年9月2日
事業内容 :不動産事業、不動産販売業、その他事業
URL:https://www.tokyu.co.jp/index.html
会社名 :小田急電鉄株式会社
所在地 :東京都新宿区西新宿2-7-1 神奈川県海老名市めぐみ町 2-2 ViNA GARDENS OFFICE
代表者 :取締役社長 鈴木 滋
設立 :1948年6月1日(前身の小田原急行鉄道は1923年5月1日設立)
事業内容 :鉄道事業、不動産業、その他事業
URL:https://www.odakyu.jp/
会社名 :株式会社西武ホールディングス
所在地 :東京都豊島区南池袋1-16-15
代表者 :代表取締役社長 兼 COO 西山隆一郎
設立 :2006年2月3日
事業内容 :「不動産事業」「ホテル・レジャー事業」「都市交通・沿線事業」の 3 事業を中心にスポーツ事業等、幅広く事業を展開
URL:https://www.seibuholdings.co.jp/
<過去の発表資料>
2023年9月21日
鉄道事業を持つ4社が単独では解決できない社会課題にスタートアップと挑む鉄道横断型社会実装 コンソーシアム「JTOS」発足
(詳細)https://jtos.jp/uncategorized/2023/09/11/
鉄道横断型社会実装コンソーシアムJTOS第一弾として、ネイチャーポジティブ社会の実現を目指し、自然環境保全スタートアップ バイオーム社と共創
(詳細)https://jtos.jp/uncategorized/2023/09/36/
2023年10月12日
鉄道横断型社会実装コンソーシアムJTOS第二弾として、すべての人が安全・便利に移動できる社会を目指し、Luup社と共創
(詳細)https://jtos.jp/uncategorized/2023/10/39/
2024年2月26日
鉄道横断型社会実装コンソーシアムJTOS第三弾として、ウェルビーイングな育児を目指し、grow&partners社と共創
(詳細)https://jtos.jp/uncategorized/2024/02/99/
2024年6月3日
鉄道横断型社会実装コンソーシアムJTOS第四弾として、多様性に富んだ活力ある沿線の実現を目指し、HelloWorld社と共創
(詳細)https://jtos.jp/uncategorized/2024/06/106/
2025年1月22日
鉄道横断型社会実装コンソーシアムJTOS第五弾として、1人でも多くの人が自由に移動できる社会の実現に向け、NearMe社と共創
(詳細)https://jtos.jp/uncategorized/2025/01/111/
2026年2月27日
鉄道横断型社会実装コンソーシアムJTOS第六弾として、商業施設のお問い合わせ対応に関する課題解決のため、IVRy社と共創
(詳細)https://jtos.jp/uncategorized/2026/02/208/
2026年3月31日
鉄道横断型社会実装コンソーシアムJTOS第七弾として、誰もが移動をあきらめない社会の実現へ、鉄道4社と「クラウドケア」が共創
(詳細)https://jtos.jp/uncategorized/2026/03/212/